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対談

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管理職の先輩・後輩が語る 働き方の変革 管理職の先輩・後輩が語る 働き方の変革

現在の仕事の内容と、
管理職ならではの悩みを教えてください。

間瀬/ D&I推進室という、女性活躍推進やLGBTや障がい者の活躍推進、働き方の変革に関する取り組みを行う部署の室長をやっております。実は私は、マネジメント志望ではなく専門職志望だったので、内示を受けた時は、青天の霹靂という状態でした。いろいろ大変なこともありますが、マネジメントは非常に重要な経験となっています。想像以上に、やって良かったなと思っています。

小林/ 法人のお客さま向けにモバイルやシステム、各種通信サービスなどをお客さまにとって役に立つソリューションという形でご提供する業務を行っています。ソリューション推進本部自体はSEの部隊なので、私は法人のお客さまの営業担当をサポートする立場です。昔に比べると部署内にだいぶ女性も増えてきましたが、出産や育児などのライフイベントに直面し、両立できているロールモデルはまだ少ない状態です。私自身、3歳の子どもがいるので、これからは自分がロールモデルの一人になれればと、日々意識しています。

辻/ 私の所属するプラットフォーム開発本部は、お客さまに提供するためのサービス開発を担っている本部になりまして、私はそこでグループリーダーをやらせていただいています。部長や本部長らと、戦略を策定したりどんな人材が必要か話し合ったり、費用の管理なども行っています。今、高校3年生と中学2年生、小学5年生の子どもがいまして、自分のことは自分でできる年齢なので、育児は一区切りついている状態です。悩みは、時間との戦いですかね。だいぶ大変だった時期を乗り越えた感はあります。

キャリアアップしてどう感じますか?

辻/ すごく良かったです。上層部の方々と接するので、入ってくる情報も今までとは全然違うので、考え方の幅が広がりました。まだまだ成長途中なので、これからもっとしっかりしていかないと、と気合が入ります。
多くの情報の中で、物事とらえ、考えて、判断できるようになったと思いますし、自分でできる範囲だけでなく、他者を巻き込むことで、できる範囲を拡げたり、物事進めるために、誰に、どう動いてもらった方が良いのかを、考えるようになりました。
上司からキャリアアップを勧められたとき、なぜあんなに迷っていたんだろうと今になって思います。自分の中で、ちょっと厳しいなと思う時期もあったのですが、その時期を経て、今はワークライフバランスが取れている時期なのだと思います。

間瀬/ 常に均等なバランスを取ることは難しいですが、ライフに比重を置く時、ワークに比重を置く時と、自分と仕事の状況を考えてコントロールすることが大事ですね。小林さんは今年の10月に昇格してキャリアアップしましたが、変わったことはありますか?

小林/ やはり、上層部の方とお話する機会は増えました。付き合いの長いお客さまの中には、私が昇進したことを一緒に喜んでお祝いしてくださる方もいました。また、チームメンバーと一緒にお客さまのもとへうかがう際は、その場では私が責任者のような形で接していただけることも増え、ますます責任感が高まりました。お客さまの上司にも会いやすくなり、仕事をしやすくなったと感じています。また、今までももちろん知っていないといけなかったのですが、もっと会社のことや会社がやっていることを知ろう、自分の部署だけでなく他の組織のことも知ろうと考えるようになりました。今はまだ、グループリーダーではなくチームリーダーという形なのですが、どうやったらチームとして成長できるのか、どうすればみんながうれしいと思ってくれるのかなどを考えて接していると、それが伝わったときの喜びはひとしおです。今までとは違った仕事の喜びを得られていると実感しています。

出産後、働き方はどう変わりましたか?

小林/ 出産する前は育児のために早く帰るという姿を想像したことがありませんでしたし、正直、そのような働き方ができるとは思っていませんでした。ただ、今の仕事は続けたい、そのためにはどうしたらいいのだろう、と悶々と考えていた日々もありました。でも、育休から復帰してみるとすごく良いバランスで働けています。今は育児のときは育児に集中する、仕事の時は仕事を一生懸命にやる、というふうに気持ちの面でメリハリがついたんです。思っていた以上に充実しています。

辻/ 一番上の子を出産したのは2000年でした。当時は情報システム部に所属していて、産前に6週間、産後に8週間だけ産休を取ってから復帰しました。だから、ほとんどブランクがない状態で復帰しました。また、妊娠を機に両親と二世帯住宅で暮らし始めたので、親のバックアップがあったのも大きいです。当時、KDDIは三社併合の最中で、「この仕事は戻ったらやります」と私の仕事も残してくださっていたので、復帰後もスムーズに仕事に戻れました。

KDDIは女性が働きやすい会社だと
思いますか?

辻/ 基本的には女性に働きやすい会社だと思いますが、仕事を割り振るという意味だと若い時期から男性も女性も分け隔てなく、やりがいのある仕事を任せてもらえますし、年次や役職に関係なく自由に発言することができる環境だと思います。
3人目を妊娠したときは、さすがに両親から「まさか復帰しないよね?」と言われ、専業主婦になるのだと思われていましたが、「えっ、普通に戻るけど」と(笑)。それくらい、産休、育休後に戻るのが自然な流れです。でも、2人目のときは7ヶ月育休を取り、3人目は育児をサポートしてくれている親も高齢になってきたので時短勤務を選択しました。

小林/ 私も、性別を問わずやりがいのある仕事を与えてくれる会社だと実感しています。でもそれは、何もしなくてもということではなく、やる気があり、「やりたい」ということを日々上司や周囲とコミュニケーションを密にして主張し行動で示していけばアサインしていただける会社だと思います。最近あったエピソードですが、同じチームのメンバーの男性が、2人目の育児の為に、3ヶ月間の育児休暇を取ったんです。男性でも育児休暇を取り積極的に育児に参加する方が増えているので、戻ったときにちゃんと復帰できるか、ということと、復帰後の仕事との両立に関しては、女性だけの問題ではないと最近感じています。

辻/ 働き方に関してですが、育児が大変だったときは社内にいなくても仕事ができるテレワークに助けられました。保育園の送迎などがある人は、朝自宅でテレワークを使って仕事をして、それから送迎をして出社する、という働き方もできますよね。

小林/ 子供が小さいうちはテレワーク制度を活用することで限られた時間で効率的に仕事をすることができ、さすが通信会社だなと思っています。

辻/ 出社しなくても仕事をすることができますし、仲間も理解してくれていますので、バランスを取って働くことができます。また、以前時短勤務制度を活用しているとフレキシブルに勤務時間の延長ができなかったのですが、人事部に「もうすこし残れる日は働きたい。このままでは働きにくい」と当時訴えたら、同じように感じていた社員が他にもいたようで、今は勤務時間を延長できるようになりました。

小林/ 新しい制度ができて、子どものいる人たちはとても喜んでいました。状況に合わせた働き方ができるようになったと思います。

間瀬/ 辻さんは最初の子は産休のみ取得しフル勤務で復帰、2人目は7ヶ月間の育休取得後フル勤務で復帰、3人目は1年5ヶ月の育休を経て時短勤務活用と育児期間に働き方を変えていましたが、時短勤務のときはキャリアアップについて考えていましたか?

辻/ 3人目ができる前も、上司からは「管理職にならない?」とよく声をかけていただいていました。でも、当時はあまりにも育児が大変過ぎて、仕事を辞めないでいることに精一杯でした。それでも上司は何度も声をかけてくれました。私自身、1人目や2人目が生まれたときはキャリアアップをすることを強く願っていたのですが、3人目にもなると、それさえ忘れてしまうほど慌ただしかったんです。また、私も間瀬さんと同じで、サービスを世の中に出して、それがコマーシャルで放送されているのを見ると、「自分が作ったものが世の中に出た」という達成感があり、それが楽しかったんです。だから、マネジメントをしたいとずっと考えていたというわけではなかったです。

間瀬/ KDDIでは、役員層とのコミュニケーションの機会を提供する社内外の研修も積極的に行っていますが、それもキャリアアップに影響しましたか?

辻/ そうですね。研修に参加したら、管理職になることで視野が広くなって目標を成し遂げやすくなると、上層部の方から熱いメッセージをいただけたのは、キャリアアップを前向きに検討するきっかけになりました。それで、自然にその気になっていきましたね。

小林/ 私は以前から、ゆくゆくはキャリアアップをしたいとは思っていました。でも、そう考えていた直後に妊娠が判明したんです。たまたまですが、当時、私の周りには育児をしながらステップアップをしている先輩がいらっしゃらなかったので、どのようにキャリアを築いていけばよいのか頭がいっぱいになっていた時期でした。ちょうどそのとき、研修に参加したら、異業種で妊娠してらっしゃる方やこれから子どもが欲しいと思っている方がいて、「どうすれば女性は育児をしながらステップアップして活躍し続けられるだろうか」と意見交換をしました。その結果、「多分、やってもいないのにできないと思いこんでしまっているだけだよね」という結論が出ました。確かにそうだよなと腑に落ちて、自信になったと思います。

男女分け隔てなく仕事ができる環境であり、ワークライフバランスを考えながら働ける職場です。 男女分け隔てなく仕事ができる環境であり、ワークライフバランスを考えながら働ける職場です。

※掲載されている情報は、撮影当時のものとなります。

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